長野県・飯田線+諏訪温泉の旅

何となく鉄道に揺られたいと思ったので、週末を利用して小旅行。

その様子をお伝えしていきます。

 

 

起点の豊橋駅

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名鉄で神宮前から豊橋へ向かう せっかくなので景色が素敵な展望席で!

名鉄の特急は距離に関係なく360円で利用できます。

 

パノラマスーパーの展望車両は券売機でも選択できますが、窓口で問い合わせをするのがいちばん確実です。

 

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豊橋駅へ到着後、ワイドビュー伊那路へ搭乗。

3連休でもあれば鈍行で行くというのもアリでしたが、今回はそうでもないので特急利用。

 

飯田線(豊橋天竜峡間)

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 最初は住宅ばかりが映る車窓も…

 

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新城へ近づくといつの間にかのどかに。

 

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このお菓子好き

 

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湯谷温泉が見えてきた。

ここの温泉は川沿いにあり、施設によっては風光明媚な景色を拝みつつ

個性ある茶褐色のお湯を堪能することができます。

 

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この路線は途中まで、

進行方向右側の席から川を眺めることが出来ます(豊橋スタートの場合)。

しばらくすると左側の景色が良くなってくるため、

特急で飯田線を利用するならば、融通の利く自由席がオススメです。

 

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水窪(みさくぼ)駅周辺からの車窓。ここは一応政令指定都市である(浜松市)。

愛知・静岡・長野の県境がクロスするこの近辺は、交通の便が悪く場所によっては

車一台すれ違えない道が続く個所もあり、文字通り陸の孤島と化している地域です。

この路線は秘境駅で一時期話題になりましたが、その多くはこの一帯にあります。

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これでも国道

 

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しばらくすると進行方向左側に天竜川が現れる。

木々の隙間からしばしば垣間見える翡翠色が綺麗です。

 

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ちなみにこの特急、新城辺りから既に空気輸送車と化しています。

飯田まで行くとなると高速道路・バスの利用が圧倒的に便利かつ安価ですので

よほどの鉄道好きじゃないとここまで来ません。

人混みとは無縁な落ち着いた非日常が味わえるのも飯田線の良いトコロ。

 (飯田以北は、市街地となる為地元の方でそこそこにぎわっています。)

 

飯田線(天竜峡~辰野間)+上諏訪まで

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今まで木々の間を縫うように走ってきたこの路線は、

天竜峡を過ぎたあたりから開けてきます。

進行方向左には中央アルプス・右には南アルプスと、

豊橋までの区間とはまた異なる大変美しい車窓です。

 

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 ワイドビュー伊那路飯田駅が終点なのでいったん下車。

リンゴ色の駅舎が可愛らしいですね。

 

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対向車両との行き違いの為、伊那大島駅に停車。

ホームから雄大南アルプスが見えるため、電車から降りて直接眺めるのもいいでしょう。

 

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小町屋駅で下車し、徒歩5分程度の場所にある

駒ケ根名物ソースカツ丼を食べられるいな垣で遅めの昼食。

 

駒ケ根のソースカツ丼に使用されているソースは酸味控えめで甘味・うま味が強く非常に美味しいです。

お肉も柔らかく、再度近辺を訪れた際にはぜひもう一度行きたいと思うような絶品。

ごちそうさまでした!

 

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食事を終え、駒ヶ根駅まで歩きます。

 

満腹からか電車で爆睡してしまい、

気づいた時にはいつの間にか日も落ち、上諏訪に到着していました。

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名物のホームにある足湯。

 

諏訪観光

 

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上諏訪駅からほど近い片倉館に向かいます。

この立派な西洋建築は、地元の財閥によって1929年に設立された歴史ある建造物で

現在でもなお、日帰り入浴施設として利用されています。

 

御覧のように、古代ローマ風なドデカイ浴槽で千人風呂と呼ばれています。

1mほどの深さがあり、底に玉砂利が敷き詰めてあるのが特徴です。

諏訪に来たならばこの芸術品に一度は入っておきましょう。

 

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少しつかりすぎてのぼせてしまったので、夜の諏訪湖畔へ。

山+湖+温泉というこのロケーションに魅せられてしまい、2017年から通算で

8回目の訪問です。来すぎです。

高速道路の利用ですぐ行くことができ、また豊富な湧出量を誇る温泉地で様々な施設で源泉かけ流しが実施されている点が素敵。

 

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夕飯は上諏訪駅から徒歩30秒の良い立地にあるそば介で頂きました。

ここは諏訪に来ると毎度訪れていて、500円という低価格ながら本格十割そばが食べれられる好きな店です。

 

ちなみに上諏訪駅には市営駐車場が隣接されており、なんと3時間までなら無料で

使用可能。マイカーで駅周辺の施設を散策するならば非常に便利です。

 

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宿泊先として選んだのは諏訪シティホテル成田屋です。

諏訪のビジネスホテルではその多くに温泉が供えられていますが、ここはかけ流しで利用されているということ行ってみました。

 

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小さめの浴槽には、右側にあるパイプから源泉が供給されています。

諏訪の温泉にしては珍しく大量の湯の花(温泉成分が沈殿したもの)が舞っています。 

無色透明無味無臭のお湯で、適温に調節されています。

ビジネスホテルの備え付けとしてはとてもいい泉質です。

 

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2日目は朝からすでに雪がチラついており、かなり降ってきそうだと感じたため下諏訪の温泉に立ち寄って早急に帰ることにしました 。

 

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下諏訪駅から比較的近い菅野温泉です。

諏訪の共同浴場は地元の人々しか立ち入ることが出来ない、

いわゆる「ジモ専」という施設が多々ありますがここは観光客でも入れます。

早朝から営業しており、価格も230円と銭湯価格で入れるのもうれしい点です。

無色透明なお湯がかけ流しで供されています。消毒の記載がありましたが、臭いとしては全く感じられません。

癖のないサッパリとした湯上りが特徴的ないいお風呂でした。

 

中央本線で愛知へ

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岡谷駅周辺

以上で観光を終えて、愛知県に帰ります。

朝は雪が積もっていなかったのですが、既に真っ白です。

 

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特急待ちの為、塩尻駅で途中下車。

写真は駅名物の狭すぎる蕎麦屋で、入り口が50cmしかありません。

この店舗は改札の外側と内側に面しており、外側はいたって普通の立ち食いそば屋。

 

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野沢菜わさび昆布そばを注文。

わさびのピリッとした辛みがアクセントになっていておいしいです。 

 

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しばらくすると特急ワイドビューしなのが来たため乗車。

中央本線の車窓は季節によって顔を変えるため、いつ来ても飽きることがありません。

夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪景色が楽しめます。春は来たことないので分からない…

 

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景色に見とれたりうたた寝をしているとあっという間に名古屋へ。

名古屋~塩尻間は2時間程度で結ばれています。

 

以上にて、今回の観光はおわりです。

ご覧いただきありがとうございました!

 

最後に

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名古屋から飯田線利用で上諏訪まで行くと、最速でも7時間以上かかります。

中央本線から行くのに比べ3倍近くかかる為、

鉄道が大好きな方・お尻が丈夫な方にオススメします。