愛知県 (尾張) のオススメ温泉

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県民もそうでない方も認める愛知県の特徴、それは…

「観光名所が無い」

温泉においても、その例に漏れず恵まれてるとは言えません。
有馬・草津下呂…いわゆる三名泉に肩を並べるような強豪は残念ながら不在。

しかし名泉とは言わずとも、良質な施設は確かに存在しています。
その一部ですが、私の知る限りを紹介します。

 

1.尾張温泉 東海センター

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愛知県と三重県の県境周辺には巨大な湯脈があるようで、湧出量がたいへん豊富。それゆえかけ流しで温泉を提供している施設が多いです。この東海センターもその一つ。

黄色味があり、甘い香り・ゴム臭さが混じったような特有の匂いのするお湯を加水・加温を一切行わずザバザバと投入されており豪快。鮮度良好です。

さらにシャワー・カランにも温泉が使用されており、まさに至れり尽くせり。

かなりサイズの大きい豪華な岩風呂にも関わらず湯が劣化しないのも、その豊富な源泉のなせる技なのでしょう。

 

2.ごんぎつねの湯

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「ごん、お前だったのか」の一節で有名なごんぎつねが名前の由来である施設です。
新美南吉ゆかりの地に湧く温泉は、非常に特徴的。

成分量が非常に濃厚で、お湯1kg当たり26.39gも含まれています。温泉を定義する要件の一つに温泉水1kg中に溶存物質が1g以上含まれるというものがありますので、その26倍以上含まれているというわけです。

入浴するとぬるぬる・とろとろになる肌触りもあり、石油のような独特な匂いあり。

たいへん嬉しいことにこの施設にはかけ流し浴槽があり、源泉が高温の為45~46度と非常に熱いですがこのパンチのある泉質をより新鮮な状態で味わえます。

 

3.オテル・ド・マロニエ内海

オテル・ド・マロニエは会員制のリゾートホテルですが、会員でなくとも日帰り入浴をすることが出来ます。タオルを貸してもらえるので、手ぶらで訪れることができます。

ここは上記2泉のようにかけ流しの施設ではありませんが、特徴的なのは何といっても遮るものが無い圧倒的オーシャンビュー。知多半島には南知多・美浜を中心に温泉が点在しているのですが、私の知る限りここがもっとも海が間近で見える温泉です。湯につかりながら景色を楽しめる施設というのは、全国的に見ても案外貴重なものです。

温泉は塩の湯で、成分量はかなり濃いめ。湯上り後もポカポカが続くため、寒い季節でも湯冷めすることがありません。

 

あくまでも個人的な趣味・嗜好によるチョイスですが、尾張地方の温泉を少しだけ紹介しました。もちろん三河地方にも温泉は存在していますが、居住地の関係上そこまで精通していません。もしもいい場所に出会えれば、また発信していきたいです。